このページでは、監視機能付きのドライブレコーダーで重要な機能とされる「動体検知機能(モーションセンサー)」について、機能の特徴や動体検知機能搭載のドラレコを導入するメリット・デメリットを解説します。
動体検知機能(モーションセンサー)とは、文字通りドライブレコーダーが「動くもの(動体)」を検知して、自動的に録画モードなどの監視機能を作動させるシステムです。
ドライブレコーダーに搭載されている人感センサーが対象の動きを感知しなければシステムが作動しないため、普段は録画機能を停止させておき、データ容量やバッテリーの充電などを節約することができます。
一方、動くものを検知すれば自動的に状況が録画されるため、車が無人の状態でもトラブルに備えたり、万一の際も証拠を保全したりできることが特徴です。
動体検知機能のメリットは、まず無人の状態でも車両の防犯性能を高められることでしょう。
また、センサーの感度やカメラの性能によっては夜間でもしっかりと映像を撮影できるため、周囲が暗い中で突発的に事件が起きた場合でも、録画データを明確な証拠として活用することができます。
録画モードがスタートされると、走行中の録画状態と同様に消費電力が大きくなり、バッテリー上がりのリスクが生じます。また、センサー感度が高すぎれば不要な場合でも録画が開始されてしまい、一方で感度が低すぎれば必要な時に作動しない恐れもあります。
その他、雨や雪に反応する可能性もあるでしょう。
動体検知機能を適正に活用するには、事前にセンサー感度を調節しておかなければなりません。また、雨や雪といった悪天候時の誤作動を予防するため、状況に合わせて機能のオンオフを考えることも必要です。
録画が開始されれば電力を消費して、メモリーカードに映像データが記録されます。そのため、長時間の録画や、頻繁な録画が行われれば、メモリーカードのデータ容量が圧迫されたり、バッテリー上がりのリスクが増大したりといった恐れもあります。
ドラレコの人感センサーが車両の周囲をどの程度までカバーしているのか、事前に確認しておかなければなりません。
監視機能付きドラレコといえど、機能も価格も様々。どれを選んでいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。各社から販売されているドラレコの基本性能はほぼ同程度のため、それぞれのメーカーの特徴をご紹介します。ぜひ、購入の参考にしてください。