ドラレコが高齢者安全運転支援に役立つ？

このページでは、ドラレコを有効的に活用することで高齢者安全運転支援に効果的な影響を及ぼすという話題について解説しています。ドラレコのメリットを考える上で気になるポイントをチェックしましょう。

ドラレコAI解析技術を活用した高齢者安全運転支援の実証実験が開始

株式会社デンソーと一般財団法人トヨタ・モビリティ基金、東京大学大学院新領域創成科学研究科など複数の企業や団体が連携して、ドラレコから集めた映像をAI技術によって分析し、高齢者の安全運転をサポートするシステムの検討を行いました。

ドラレコによって撮影された映像データを、AIによって学習・解析させることで、どのようなポイントに注意すれば、より安全な運転が可能となるかを把握可能。高齢者による自動車事故リスクを上昇させるポイント発見に役立てるといったテーマを通して、安心安全な社会と交通環境の実現が目指しています。

なお、AI運転診断システムはデンソーが主体となって開発したものであり、ドラレコのデータの全解析を行うことでドライバーの運転の癖までチェックできることがポイント。加えて、総合評価や注意点のアドバイスといった結果を明示することで、ドライバーの意識向上や再確認へつなげられることも重要です。

デンソーが開発したAI運転診断システムでは、ドライバーの運転中に撮影されたドラレコの映像記録やセンサーデータをSDカードへ全て記録した上で、保存されているデータの全てをまとめて解析することが特徴として挙げられます。

事故発生時など特定のイベントや条件に合わせて車内外のデータを解析・評価するサービスはすでに存在していましたが、デンソーのAI運転診断システムでは運転開始から終了まで全期間中のデータを記録して解析するため、日常の些細なリスクからドライバーの個性までまとめて検証できることがポイントです。

加えて結果をドライバーへフィードバックし、リスクに対して適切な助言も行います。