このページでは、2022年上半期のドラレコ出荷数に関するデータをもとにして、自動車業界におけるドラレコの利用状況やドラレコの影響、ドライバーの意識などについて多角的に分析しています。
ドライブレコーダー協議会と電子情報技術産業協会が公表した内容によれば、2022年上半期(4月~9月)におけるドラレコの国内出荷台数は214万2151台(※1)であり、これは前年同時期の実績(※2)と比較して約26.8%の減少という結果になりました。
前年はあおり運転の問題が社会的に広がって、ドライバーにも危機意識が高まり、あおり運転の被害に遭わないように注意するだけでなく、万が一にもあおり運転の被害者になった場合に証拠として映像などを提出できるようにとドラレコ導入を考える人が増えました。そのためドラレコ業界にとって特需とも言える状況が発生していましたが、その反動からか2022年上半期のドラレコ出荷数はやや減少傾向にあったと考えられているようです。
また、その他にも世界規模の半導体不足によって新車の納車が遅れたり、家電製品の製造が滞ったりしていることも要因の1つとして見られています。
ドラレコ特需の要因の1つにあおり運転の社会問題が挙げられていますが、ドラレコの出荷数が減少したということはあおり運転の被害数なども減少しているのでしょうか。
チューリッヒ保険会社が日本全国のドライバー(2,230人)に対して「あおり運転実態調査」というアンケートを行った結果、およそ51.3%のドライバーから「あおり運転の被害に遭ったことがある」という回答(※3)が得られました。
一方、あおり運転が実際に摘発された事例を分析すると、そのおよそ9割のケースにおいてドラレコの録画映像が証拠として提出されていたという話もあり、ドラレコの導入は被害防止や泣き寝入り回避に役立っていると推察されます。
監視機能付きドラレコといえど、機能も価格も様々。どれを選んでいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。各社から販売されているドラレコの基本性能はほぼ同程度のため、それぞれのメーカーの特徴をご紹介します。ぜひ、購入の参考にしてください。