ドアパンチ対策には、前後だけでなく横もしっかり記録できるタイプのドラレコを選びましょう。ここでは、隣の車にドアをぶつけられてしまう、ドアパンチ対策ができるドライブレコーダー、対策方法、製品の選び方などまとめてご紹介します。
ドアパンチとは、隣の車がドアを開けた際、愛車にぶつかって傷がついたり、ボディがへこんだりするアクシデントのこと。大型の集合駐車場などでは多いトラブルで、犯人の特定が難しく、泣き寝入りをした経験がある方もいるかもしれません。
通常の前後2カメラのドラレコでは、車のサイドは死角となるため、ドアパンチ対策としては不十分…。一体、どうすれば良いのか、ドアパンチ対策に適したドラレコと、対策方法をまとめました。
ドアパンチ対策を確実にこなせるのが、駐車監視機能付きの360度カメラです。フロントに取り付けるだけで、車の前方、車内、サイドの映像が撮れるので、ドアパンチの瞬間もしっかり抑えることができるでしょう。録画の設定は、「常時録画+イベント録画(衝撃検知)」がおすすめ。イベント録画だけでは、ドアパンチ程度の軽度の衝撃には反応しないことが多いので、肝心の瞬間を逃してしまう可能性があります。
360度駐車監視機能付き
ドライブレコーダー
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最近は、前後2カメラ+インナーカメラが付いた、3カメラタイプのドラレコも販売されています。360度カメラ同様、フロントに設置したインナーカメラから車内撮影ができるので、ドアパンチ対策にもぴったりです。機種によっては、衝撃を感知すると3カメラ同時に撮影を行えるものなどもあり、より強固な監視が可能。まだ製品の種類が少ないことや、価格が高い点がデメリットと言えそうです。
一般的な前後2カメラでも、Gセンサー付きであれば、ある程度のドアパンチ対策が可能です。軽度の衝撃には反応しないものの、ドアがへこむくらいの強い衝撃は感知します。車のサイドの映像は撮れませんが、前後のカメラからドアを閉めた後の人影や、発車した車のナンバーを撮影できるかもしれません。
ドアパンチ対策をドラレコで行う場合、上記のようなデメリットもあります。とくに360度カメラの場合、それだけでは、後方車両の映像が撮りにくく、よりリスクの高い当て逃げやあおり運転対策が十分にできません。
そもそも集合駐車場に停めるのが月に一度程度であれば、前後2カメラで走行中の事故対策を強固にする方が良いとも考えられますね。
ドラレコを選ぶ際は、普段、自分がどういった場所でどのくらい乗車(駐車)するか、想定できるリスクを考えて、適したドラレコを選びましょう。
監視機能付きドラレコといえど、機能も価格も様々。どれを選んでいいのか迷う方も多いのではないでしょうか。各社から販売されているドラレコの基本性能はほぼ同程度のため、それぞれのメーカーの特徴をご紹介します。ぜひ、購入の参考にしてください。