ドライブレコーダーは、前後2カメラと360度タイプのどちらが良いのか、それぞれの撮影範囲、取り付け方法、コストの違いを解説しています。
前後2カメラと360度カメラでは、主に撮影できる範囲が異なり、それぞれに特徴があります。各機能のメリット・デメリットを考慮したうえで、自分がどちらに向いているのか選択しましょう。
ドライブレコーダーには、定番の型として、車の前と後ろに2つのカメラを付ける「前後2カメラ」と、360度全方位カメラを車の前方に付ける「360度カメラ」の2種類があります。
コストに関しては、
となり、実はどちらも大差はありません。それでは、一体、どちらを選べば良いのでしょう?
主な違いを比較してみました。
設置場所 | 車の前方と後方 |
---|---|
撮影できる範囲 | ★★☆(前方・後方。前後の車のナンバーを読み取れる) |
取り付けの手間 | ★★☆(2つのカメラを繋ぐ配線が必要) |
コスト | 本体価格は安く、工賃は高い |
前後2カメラの大きなメリットは、前方、後方、同時に走行中の映像を鮮明に撮れること。前後車両のナンバーの読み取りができるので、あおり運転対策や事故の際に役立つのは、前後2カメラが定番です。本体は、2~3万円台が多く、1万円台でも購入できるので、工賃を含めても、場合によっては、360度カメラより安く取り付けられる点が嬉しいですね。
ただし、取り付けには、前後のカメラを繋ぐ配線が必要。人によっては、車内に余計なものが増える点が、デメリットと言えるかもしれません。また、車内や車の側面の撮影はできません。
設置場所 | 車の前方 |
---|---|
撮影できる範囲 | ★☆☆(前方・車内・側面。後方車のナンバーは読み取れない) |
取り付けの手間 | ★★★(前方に取り付けるのみ) |
コスト | 本体価格は高く、工賃は安い |
360度タイプのカメラのメリットは、1台のカメラで広範囲を撮影できることです。車の前方のほか、前後2カメラでは撮影しにくい「車内」「車の側面」の撮影が可能です。車両へのいたずらや、バイクのすり抜け時の傷対策などにも、便利に使えますね。
また、1台のカメラで良いので、取り付けが楽で見た目もスマート。
ただし、前後2カメラと比べると、撮影範囲は狭くなり、後方車両のナンバーを映すことはできません。本格的な事故やあおり運転対策には向かないのが、難点と言えます。
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